大腿骨頭壊死と一過性骨頭萎縮の違いについて

【質問】

「回り回って、大学病院を紹介して頂き、大学病院の股関節の専門の先生に、MRI等を診て頂きましたが、レントゲンを定期的に撮り様子を診るしかないのことでした。入院もしたこともなく、大きな病院にもかかったことが無かったので、頭が真っ白になり、その場で、先生に質問をするのを忘れてしまって、以上の回答しか分からい状態で反省し、次回が2か月後のことで、殆どお会いすることが出来ないので、問い合わせも出来ず悩んでおります。 MRIには、片側股関節部にT1で黒く影があり、T2では、あまり影はなく、もう一枚の真っ黒の画像では、白くなっていました。(レントゲンは、正常のことでした) 現在は、左お尻の後ろが、座っていると、ビリビリして、シップを貼らないと痛くて我慢できません。また、30分ぐらい歩くと、足が痛くなり、変な歩き方になり、夜も痛みます。2日程、十分休めば、痛みはかなり良くなります。 大腿骨頭壊死症と一過性大腿骨頭萎縮症の症状の違いが、完全に分かる方法を教えて下さい。」

【回答】

【大腿骨頭壊死】と【一過性骨頭萎縮】のちがいを私の理解している範囲で比較します。

       大腿骨頭壊死 一過性骨頭萎縮
原  因 不明の場合もあるが、
多くはアルコールあるいは薬物
(ステロイド、ホルモン)あるいは
ある種の疾患。
潜水に従事する人。
明かな誘因なく痛みと跛行
発生頻度
年  齢
男:女=2~3:1
青・壮年期に発生
両側性 約50%
妊娠後期の女性
中年男子
発  症 足を踏み外したような軽微な外傷
で痛みを覚えるようなことがある
が、このときはすでに発症してい
る。
原因なく痛みと跛行
X線像 超早期以外は診断可能。
(骨頭の陥没、関節裂隙の開大)
8~10%で上腕骨頭などにも。
骨萎縮像
数ヵ月でもとにもどる。
MRI 発症後2~3ヵ月もすると明かな
壊死部に特異的な所見がある。
骨頭から頚部にかけてびまん性の
低信号。
予  後 進行する。 数ヶ月で症状改善。

初期には診断のむずかしいこともあります。
主治医の指示に従ってください。