腱鞘炎について

【質問】

「3ヶ月ほど前、朝起きると左手首が非常に痛く、近くの病院へ行きました。腱鞘炎と言われ、注射を打ったところ痛みは取れましたが、今度は右手が痛くなりました。同じように注射を打つと、一時は痛みはとれました。しかし、右も左もしばらくすると痛みがおこり、そのまま3ヵ月ほど我慢しながら生活してきました。使いすぎなので、休ませるようにという指導がありましたが、別に酷使した覚えはありません。仕事が忙しいのですが専門病院へ行く必要があるでしょうか。(40歳男性)」

【回答】

kensyoen_1
手をよく使う仕事やスポーツなどで腱鞘炎は起こります。多くは手首の親指側つけねの下の骨の突出部「橈骨茎状突起(とうこつけいじょうとっき)」で起こります。ここで、スジ(腱)がトンネル(腱鞘)の中を度々通るために、使いすぎによって、腫れ、ときには小さな出血(炎症症状といいます。)が起こって痛みがでるのです。
治療としては、
1) 手をあまり使わない。(仕事の工夫)
ひねったり、重いものをもったり、同じ動作をひかえる。
2) 手首をあまり動かさないようにする。(包帯で固定する。)
3) 消炎鎮痛剤の入った湿布を貼る、ぬりぐすりをぬる。
4) 電気をかける。ぬくめる。(時には冷やす。)
5) 注射をする。くすりをのむ。
6) 手術
ということになります。
手をひどく使った直後は、アイスノン(冷却枕)などで局所を冷やし、その後ぬくめる、さするというのがよいと思います。何回も痛みがでて、痛いところに2~3回注射をしてもよくならなければ手術をすべきでしょう。