5134:腰部脊柱管狭窄症の治療法について

1年ほど前から、腰と膝に力が入らなくなり、杖をついたり、びっこを引きながらも歩いておりましたが、現在では自力で立つことも歩くこともままならない状態です。
整形外科医を受診すると、脊柱管狭窄症であると診断されました。この1年間に計3か所の整形外科で診てもらいましたが、すべての病院で手術以外に治療法はないと言われ、加えてどの医師からも、手術したからと言って元の様に歩けるという保証はないし、治るわけではないと言われました。自分としては手術をしても治らないのなら、受ける意味があるのだろうか?と手術に対して前向きな考えになれません。
自覚症状としては腰から下には痛みもしびれもなく、触られると感覚ははっきりあります。ただ、脚や膝に力が入らないので、特に左脚は自分の意志で足の指や踵を動かしたりすることができないだけでなく、すぐに膝がカクッと折れ自分の体が支えられません。
現在は家の中でも松葉杖を使い、上半身の力で下半身を引っ張って移動している状態です。
MRIを撮った結果は、脊椎の4番と5番が特に狭窄が激しいくらいで、今の立てない・歩けないという症状から比べるほど骨の状態は悪くないとも言われました。
本当に手術以外には治療法がないのか、手術を受けなければこの先下半身不随になってしまうのか、お教え願えれば幸いです。
(75歳 男性)

回答

我々が手術をする場合、放置すれば症状が進行するか、症状がそのまま持続するかを診断し、その上で、自分の行おうとする手術でその症状がよくなる(少なくとも進行が止まる)と診断しない限り、手術はいたしません。
そのためには、正しい診断が必要です。
いろんな病院のホームページで、整形外科専門医でかつ脊髄脊椎外科専門医のところで診察を受けて下さい。不審に思われたら2~3ヵ所で診てもらうのもよいでしょう。
(令和2年12月12日)