病気のQ&A

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整形外科の病気についての質問に、竜操整形外科の医師がお答えします。

5218:プラトー骨折と半月板損傷について

2021/08/30更新
3ヶ月ほど前に交通事故に遭い、プラトー骨折と半月板損傷と診断され手術をしました。(スクリュー3本)
半月板損傷はそこまで酷くなかったようで、抜釘時まで縫合や切除などせずに様子見となっています。
術後二ヶ月は膝の硬性装具をつけて段階的に屈曲を広げていきました。(骨折部が靭帯に近い為)
リハビリは行かず自宅でトレーニングや曲げ伸ばしをしています。
3ヶ月経過しましたが、屈曲150℃までで正座はできません。
またいつもではありませんが、衝撃が加わったときや、ふいに足を動かしたときに傷口というより膝の中心のお皿あたりが痛むことがあります。
そのため、まだ小走りやジャンプは怖くてできず、階段の上り下りにも痛みが出ます。 
骨はほとんど埋まってきているようですので骨折部は順調に回復しているものと思われます。

●半月板損傷を処置せずに様子見していても、曲げ伸ばしをしていれば痛みなく正座できるようになるのでしょうか?

●痛みがある状態でも階段の上り下りや筋トレなどをしていくことで回復していくのでしょうか?

思ったよりも状態が良くならず心が疲弊しています。
ご回答いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
 
(34歳 女性)

回答


そもそも膝関節は、ピンと伸びる位置から正座できるまでの屈曲角度の関節の動き(可動域)が
必要ですし、人の場合いつも膝関節に体重がかかり(脛骨プラトーに重力がかかる)外からの
ストレスに防禦する支えるものがありません。
しかも動くところには、機械でいえば、パッキンのような半月板という軟骨があります。この軟骨は、
脛骨内、外顆(プラトー)の上に歪みなくズレることなくのっていなければなりません。 
プラトーの骨折では、レントゲンで非常にきれいに治っているようにみえても、関節鏡で観察すれば、
ある程度凹凸になっており、半月板も大なり小なり傷んでいます。したがって、この骨折の後は
なかなか痛みが軽くなりせん。
万一、半月板が切れていたのなら、それを縫合(または部分切除)することもあります。 
そんなことよりも、膝の大切な筋肉の強化がもっと必要です。やり方は主治医に指導を受けて下さい。
現在、正座できないのなら将来的にも正座の回復の可能性はかなり低いと思います。
主治医とよく相談して下さい。
(令和3年8月30日)