病気のQ&A

病気のQ&Afaq

整形外科の病気についての質問に、竜操整形外科の医師がお答えします。

5230:大腿骨固定ピン抜釘による骨壊死について

2021/09/29更新
去年9月に左大腿骨頸部骨折して、ハンソンピンによる大腿骨固定手術を受けました。その後、約3ヵ月のリハビリを経て退院し、順調に回復して来たようなのですが、半年程前から手術をした左大腿骨辺りから膝にかけて激痛が走るようになりました。主治医はしばらく原因不明と言われていたので、ペインクリニックや開業医の整形外科クリニック等様々な医者に診察を受けていたところ、とある整形外科クリニックの先生から抜釘すれば痛みは除去できる可能性があると聞いて、この程手術から1年経過したので、抜釘を希望しましたところ、骨壊死が起こる可能性があるから抜釘はしない方が良いと言われ困ってます。車を運転していても激痛が走り、痛みに耐えているのが辛い状態です。
そこで、質問ですが、抜釘によって骨壊死が起こる可能性はどの程度あるのでしょうか?
 
(58歳 男性)

回答

抜釘によって骨頭壊死が発症するメカニズムがよくわかりません。抜釘という手術によって骨頭壊死が発症するのではありません。統計的には、大腿骨頚部骨折では(手術をしようが、行わないであろうが)、骨折した患者さんの1/4~1/3の方に骨頭壊死が発症しています。その原因は主にケガをした時に骨頭に行っている栄養血管の傷害によるという説が多いようです。したがって、骨折して転位(ズレ)の大きかった場合が骨頭壊死になる危険性が大きいということでしょう。
現状の骨頭壊死の状況を知る一つの手段として、MRI撮像ということも考えられます。 
主治医に相談してみて下さい。
(令和3年9月29日)