病気のQ&A

病気のQ&Afaq

整形外科の病気についての質問に、竜操整形外科の医師がお答えします。

5450:右鎖骨の出っ張りについて

2022/08/10更新
はじめまして。
先日、右鎖骨の1番内側の骨の部分が、左よりボコっと出ていて、押すと少し痛いことに気付きました。もしかしたら、もっと前からなっていたのかもしれませんが、気になるので、何かわかれば教えていただきたいです。
 
(50歳 女性)

回答

鎖骨という骨は、体の中心部と、外の方で関節を作っています。外側の方は肩甲骨の一部と関節を作り、肩鎖関節といいます。転んで肩を打撲したり、柔道、ラグビーなどで転ぶと、この関節が脱臼または亜脱臼となります(病名:肩鎖関節脱臼)。
体の真ん中の方の連結は胸骨という胸の真ん中の骨と連結して胸鎖関節を作っています。柔道やラグビーで転んで、この胸鎖関節が脱臼することも稀にあります(多くは前方脱臼ですが、後方脱臼ですと肺の合併症を起こすこともあり、手術が必要です)。
質問者の骨の飛び出しは、この胸鎖関節の使いすぎと高齢化によって鎖骨の端っこが少し太くなって、骨が飛び出しているように見えるのです。稀には前方に少しだけ移動している(即ち、亜脱臼)こともあります。変形性胸鎖関節症といいます。
日常生活に支障がないようでしたらシップ薬でも使ってみて下さい。
骨の突出がおさまることはありせん。
(令和4年8月10日)