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整形外科の病気についての質問に、竜操整形外科の医師がお答えします。

5483:10年前の骨折で入れた金属の抜釘手術をするべきかどうか

2022/09/14更新
26歳の時に左足首骨折手術をし、1年後に抜釘手術を受けるつもりが妊娠が続き抜釘出来ないまま10年が経過しています。
当時のカルテはもう病院に無く、執刀医の方も既に不在、引越した事もあり手術してもらえる病院を近隣で探し見付けることが出来ました。
やっと手術してもらえる喜びと同時に、手術のリスク説明では「ハンマーで叩いてプレートに被った骨を砕くので手術中に再骨折する可能性がある」と言われ不安になりました。
リスクが高く感じたので手術をするべきか悩んでいます。
※左足首にプレート1枚、ボルト7本が入ってます。

■プレートを抜きたい理由
・常に幹部に違和感があり、足首を出すと夏場でも冷えて軽く痛む。
・仕事中や寝起きに骨折した方の足首や足の指が冷えると月1度以上の頻度でこむら返りになる。
プレートがあることで血行が悪くなったことが原因だと思っている。

■質問
①10年たってからの抜釘手術の再骨折の割合は何%くらいなのか。
②術後にしびれは取れない可能性があると言われたが、こむら返りも解消されないのか?(今のところしびれはありません)
③最近ストレッチを継続するようにしているが、筋肉量を増やす事でプレートが入ったままでも足首の冷えに強くなることはあるのか?(これでこむら返り等が改善されるのであれば手術は避けようかと考えています。)
④プレートの上に骨が形成され初めているが、今後骨が増え続けて困る事は無いのか? 

手術OKを貰えるまで苦労したので引き下がりたく無い気持ちもあり質問させて頂きました。
お忙しい中恐れ入りますがご回答頂けますと幸いです。宜しくお願い致します。
 
(36歳 女性)

回答

足首の骨折で抜釘時の技術的なことで再骨折が起こるというとは、私自身の経験からいっても起こることはありません。
10年前の手術ということですから、当時ならチタン合金のプレート、ネジが使われているものと思われます。チタン合金のプレート、ネジを使用すると、これと骨との親和性が非常に良好で、このプレート、ネジのまわりに新しい骨ができて、例えばネジでしたら、ネジ山の谷にあたる部分に新しく骨が入り込んでネジを抜くのに困難なこともあります。
このネジを無理に抜こうとするとネジの頭の部分にドライバーの先が入るネジ孔が壊れて、ドライバーが役に立たなくなったり、ネジ自身が「ねじ切れる」こともあります。(折れたネジの先は骨の中に残っています)
万一そうなると、このネジを抜去するために、ネジのまわりの骨をごく一部切除して、ネジを取ることもあります。ネジを抜いた跡は、ネジの太さより大きな孔が残り、しばらくの期間、足首を捻ると骨折が発生することもあります。このことをおっしゃっていると思います。
現在の足が冷える、こむら返りなどの症状は、プレート、ネジとは関係ありません。プレート、ネジが残っていても、今のところ体に毒という学説はありません。例えば、人工関節の多くはチタン合金が使用されていますが、チタン合金は一生体の中に残っています。
主治医とよく相談して納得の上、治療をして下さい。
(令和4年9月14日)