竜操整形外科病院

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手術

TKA
全人工膝関節
置換術

2023年
治療実績

80

人工膝関節について

膝の関節は、自身の体重や労働作業などによって長年膝関節に負荷がかかると、関節軟骨が摩耗して関節の隙間が狭くなり、やがて膝関節の骨自体が変形をおこし変形性膝関節症となります。症状が進行してくると、慢性的な痛みが強くなり膝関節の可動域制限などあらわれ、やがて歩行困難をきたします。人工膝関節に至るまでにもいくつかの外科的治療法がありますが、最終的には関節自体を人工物にとりかえる手術が必要になります。それが全人工膝関節置換術「TKA」といわれるものです。

手術前
手術前
手術後
手術後

人工膝関節置換術

  1. ①はじめに

    人工膝関節の手術は、長期にわたり「痛くない膝」を獲得するために、行なわれる手術です。人工股関節の手術と同じように、膝関節疾患の治療としては最後の手術というべき手術です。膝関節の治療法には、薬物療法(消炎鎮痛剤、ヒアルロン酸製剤などの関節内注入など)、装具療法(楔状足底板、支柱付装具など)、リハビリテーション(筋力訓練、歩行訓練、日常生活指導など)などの保存的療法と手術療法(関節鏡視下手術、高位脛骨骨切り術、人工関節置換術など)があります。変形が高度で、ある年齢(だいたい70歳以上)に達した方で、痛みが高度なために日常生活が著明に制限されている場合で、十分な保存的治療にもかかわらず、その効果がない場合には、当院では人工膝関節置換術をお勧めしています。

  2. ②人工膝関節の効果

    人工膝関節置換術の効果は、除痛効果です。「痛くない膝」が獲得できます。手術後の膝関節の可動域(膝の動く範囲)は、一般的には100~130°曲がります。そして、日常生活に必要な膝関節機能の回復が得られます。

  3. ③手術方法

    人工膝関節の手術は、膝関節の前面に切開を加え、大腿骨・脛骨・膝蓋骨を人工膝関節の形状に合わせて骨切りを行ない、金属・ポリエチレンなどで関節面の置換を行ないます。

  4. ④リハビリテーション

    手術した翌日よりリハビリが開始になります。状態により車いす移動、歩行器での歩行を行います。個人差はありますが、術後4週間で退院となり、ほとんどの方が杖1本で帰ることが出来ます。

  5. ⑤手術の成績

    除痛効果は非常に安定しています。10年後も大多数の方が問題なく生活されています。

  6. ⑥手術後の注意点

    人工膝関節は、あくまでも人工物です。長期間使用するためには、手術後の定期的な検査が必要です。手術後の機能訓練・日常生活動作などについては、医師の指示を守ってください。また、異常を感じたときには、直ちに医師の診察を受けていただくことが必要です。

  7. ⑦人工膝関節手術の問題点(合併症)

    細菌感染、人工膝関節のゆるみ、人工膝関節の破損などがあります。 このような場合には、合併症の治療が必要です。時には、人工膝関節の抜去、再度の人工膝関節置換術が必要となることがあります。 また、用いた人工材料(金属・ポリエチレンなど)による、生体への影響が生じる可能性があります。 詳しくは担当医にお尋ねください。

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